万葉集 〜時を越えて〜

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初句索引
今さらに 何をか思はむ うち靡(なび)
心は君に 寄りにしものを
もう何も思い悩むことなんてないわ
スキってキモチは全部、キミに向かってるんだもの
我が背子(せこ)は 物な思ひそ 事(こと)しあらば
火にも水にも 我がなけなくに
ねぇ、そんなに悩まないで……
どんなことがあっても
何がふたりの邪魔をするとしても
私はあなたに付いて行くから
そう、火の中でも、水の中でも……
 なかなかパワフルな女のコってイメージの歌ですね。恋には悩みが付き物。でも、そんな悩みを笑い飛ばすというか、吹き飛ばすと言うか……。そういう勢いの感じられる歌です。特に二首目の方なんか、ウジウジ悩んでる男に発破をかけているような感じですね。
 でもきっと、こういう風に考えられるようになるまでにはいろいろと思い悩んだんでしょうね。ひょっとしたらこの歌を詠んだのだって少し強がっているだけかもしれません。そういう時にこそ、優しく彼女を抱きとめられる男ってのがイイオトコなんでしょうね(ぉ