万葉集 〜時を越えて〜

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初句索引
真木(まき)の上に 降り置ける雪の しくしくも
思ほゆるかも さ夜(よ)問へ我が背
静かに降り積もり、街を白く染めて行く雪
私の心に積もり行く、あなたへの想い
私、ずっと待ってるから……
 思いきって意訳してみました。初句の『真木』ですが、これは杉や檜など、良質な建材となる樹木のことです。ですが、今回は思い切って現代の私たちの生活に合うように『街』と変えてみました。また、第五句に『さ夜問へ』とありますが、これは当時の『夜に男性が女性の家へ通う』という習慣に基づいている言葉なので、ここも思いきって現代風に変えちゃいました。
 恋人に会えるその時を待ち焦がれる女性の想いが切々と伝わってくる、そんな歌です。