万葉集 〜時を越えて〜

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初句索引
(わた)の底 沖つ白玉 よしをなみ
常かくのみや 恋(こ)ひわたりなむ
深い深い、海の底。
そんな海の底で輝く、真珠。
手の届かないところにいる、きみ。
近付けないまま、僕はただ想い続けるの?
 深窓のお嬢さまに恋してしまった男の歌です。恋してしまった相手を真珠に例えているワケですね。こういう類の歌はたくさんあります。
 確かに『洗練された美しさ』というものはありませんが、ただただ素直に相手を想う気持ちが伝わってくる、そんな歌ですね。