万葉集 〜時を越えて〜

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初句索引
我妹子(わぎもこ)が 赤裳(あかも)の裾の ひづちなむ
今日の小雨に 我れさへ濡れな
赤いスカートの裾を濡らして、あのコはきっと待っている。
今日のこの雨に、僕も濡れていよう。
 意訳というかなんと言うか……。訳には『待つ』って入ってますが、元の歌にそんな言葉は出てきません。ただ、心情的にそんな感じだろうというワケで、こんな風に訳しました。
 今この瞬間はすぐそばにいられないけれど、雨という共通の体験を通して同じ世界にいることを実感したいというか、なんというか。