万葉集 〜時を越えて〜

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初句索引
(あひ)思はず あるらむ君を あやしくも
嘆きわたるか 人の問ふまで
私のこと、ほんの少しも愛しいだなんて思ってないアイツ。
なのに、ヘンよね、私。
みんなが『どうしたの?』って訊くくらい、
アイツのこと考えて、ため息ばっかりついてるの。
(こ)ふといふは えも名付けたり 言ふすべの
たづきもなきは 我(あ)が身なりけり
恋なんてきっと、名前を付けた人にもよく分かんないヘンなもの。
ため息ばかりついてても、仕方ないよ♪
 一首目の歌に答えて、相談を受けた人が二首目の歌を返したって感じでしょうか。
 そんなこんなで、二首目は思いっきり意訳してます。直訳するならば、
『恋なんて、そんな名前をよく付けたものです。どう言えばいいのか分からないとは、私のことです』
 という感じです。