万葉集 〜時を越えて〜

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初句索引
ただひとり 寝(ぬ)れど寝かねて 白栲(しろたへ)
袖を笠に着(き) 濡れつつぞ来(こ)
ひとりぼっちで寝てたけど、寂しくって、眠れなくて……
こんなカッコで来ちゃったよ、雨に濡れちゃったけどさ
雨も降る 夜(よ)も更(ふ)けにけり 今さらに
君去(い)なめやも 紐解き設(ま)けな
雨も降ってるし、終電も終わっちゃったし
今さら『帰る』だなんて言いださないわよね?
ね、早く寝ましょうよ、パジャマ出すからさ♪
 う〜ん、らぶらぶな歌ですねぇ……
 一首目は、雨の降る夜にどうしても恋人に会いたくなって、本当に会いに来ちゃった男性の歌です。で、二首目はそれに応えた女性の歌です。最後の句の『紐解き設けな』っていうのは、そのまま訳すなら『着物を脱いで(寝る)準備をしましょう』ってコトですが、もうちょっと今っぽく、こんな感じで訳してみました。